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10.07.01 四つ葉通信 知覚過敏について知ろう!
冷たいものを食べたり飲んだりしたときに“歯がしみる”と感じたことはありませんか?
むし歯でもないのに歯がしみると感じる原因の多くは、知覚過敏と考えられます。
“知覚過敏”と言う言葉は知っていても、詳しく知らない方も多いのでは!?
ここでは知覚過敏について説明いたします。
知覚過敏って何?
歯がしみるという症状は、むし歯などが原因となるものと、むし歯などはないのに刺激などが加わった時に痛むものがあります。この後者が知覚過敏で、正式には象牙質知覚過敏といいます。
お口の中をチェック!
~ひとつでもチェックがあれば要注意~
□ 冷たいものを飲む(食べる)と歯がしみる □ 熱いものを飲む(食べる)と歯がしみる □ 歯をみがくと歯がしみる □ 歯ぐきがやせてきたと感じる □ ハブラシの毛がすぐに開いてしまう □ 歯ぎしりや食いしばりをよくする |
知覚過敏はどうして起こる?
歯周病などによって歯ぐきがさがり象牙質が露出すると、象牙質にある無数の小さな穴(象牙細管)にさまざまな刺激が伝わります。その刺激により、象牙細管内溶液の移動が起こり、歯の神経が興奮して、歯がしみると感じるようになります。
「歯がしみる」と感じたら、まずはケアから!!
歯周病などによって下がってしまった歯ぐきは元に戻りませんが、歯がしみることを防いだり、治したりすることは可能です。歯がしみると感じたらまずはお口のケアからはじめてみましょう。
自分で・・・(ホームケア)
軽い症状の場合は、丁寧なブラッシングなどのホームケアを徹底しましょう。
症状が悪化するのを防ぐことができます。
ポイント1
やわらかめのハブラシを使う
やわらかめのハブラシを使って、プラークを除去しましょう。
ポイント2
知覚過敏用のハミガキ剤を使用する
清掃剤(研磨剤)が入っていないタイプがおすすめです。
ポイント3
力を入れずに小刻みに歯をみがく
みがく力は150~200グラム程度で、1~2歯ずつみがく感じで、小刻みにハブラシを動かしましょう。
歯科医院で・・・(プロフェッショナルケア)
※ブラッシング指導
※薬剤を塗布する
※象牙質表面を接着材料で覆う
※レーザーを照射する
痛いからといってケアを怠ると、歯周病がさらに進行したり、露出した部分がむし歯になったりすることがあります。毎日のホームケアをしっかり行いましょう。
また、知覚過敏だと思っていても実はむし歯だったりすることもあります。歯がしみると感じたら早めに歯科医院に相談するのがよいでしょう。